最近ますます集中力がなくて、1冊本を読むのに何ヶ月もかかったりするので困る。
なので最近は短編集を読むようにしてます。
新しいものと、何度も読んだことのあるものと交互に読んでいます。
何度も読んでしまう本は、単純に内容が好きというものと、意味はよくわからないけど何故かまた読みたくなるという話が多い。
個人的に好き・印象深い短編をいくつかメモしておきます。
・太宰治/「待つ」
ある女性が誰かを待っている話。ただそれだけの話なのに何故か不穏な感じがする。
・葉山嘉樹/「セメント樽の中の手紙」
手紙の内容に引き込まれる。後味の悪さがすごい。
・小川洋子/「お料理教室」
さびれた料理教室でたまたま配水管掃除をしているところに遭遇する話。淡々としていて面白い。
・泉鏡花/「外科室」
泉鏡花の作品の中で一番好きな話。
第一夜が好き。誰かの夢の話はすごく興味あるし面白い。
・志賀直哉/「剃刀」
短大時代に薄暗い地下の図書室で読んでいたら、怖くなってそそくさと帰った思い出。
・内田百閒/「冥途」
夢の中にいるような不思議な感覚になる。
結局ほんとなのか噓なのか…
起承転結があまりなくて、不気味な作品が多いですね…。
明るい作品も好きなんですけどぱっと思いつくのはこれくらいでした。
短編でおすすめがあれば教えてください。