ここ数年間、夏にはできるだけ外に出ない生活を続けていたせいか、ちょこちょこ出かけるようになった今年になって初めて夏の厳しさを痛感している。

会社に行って帰るだけで少し疲れ、外に散歩でも、と出かけるにもまとわりつくような熱気にうんざりし、頭はなんとなくぼんやりするし(それはいつもかもしれない)、

あたたかいコーヒーを飲もうという気にもなれないしでふさぎこんでしまう。

私の好きなの歌の中に「さみしい時にはほらあったかいコーヒーをどうぞ」という歌詞があるのだけど、こんな状況だとさみしくなったらどうすればいいのかと途方にくれる。

自分でもちょっと大げさではないか、と思うけれどそれくらい夏が苦手。

昔は一番好きな季節だったのに。

そもそも夏はこんなに暑かったのか。という疑問。

涼しくなるのはいつ、陽が短くなるのはいつ、とネットの情報を見てはぐるぐるしている。

 

数日前、ちょうど立秋の日あたりに噓みたいに涼しい日があってハッとなる。

ハッとして散歩する。これは秋だと感じる。嬉しくて心の中で小躍りする。でも今までの人生経験上、まだ秋ではないということはわかっている。

このまま秋になればどんなにいいだろう、と思いながら少し遠回りして帰る。

涼しいと色々はかどるしいつもより機嫌がいい。受け答えもハキハキしてくる。

 

でも深呼吸すると秋ではなくやっぱり夏の匂いがした。

夏の夜の匂いをかぐと何故か小さい頃のことを思い出す。

家のブロック塀のようなところに登って母に

「今、ここからジャンプします。見て。」

と言って顔面から着地してしまったこと。

その日から自分の身長より高いところに登ってはいけないというお達しがでたこと。

色々思い出しつつ秋(仮)を満喫した。

 

なんだかとても暑苦しい日記になったので最後に涼しげな写真を貼ってごまかすことにする。

 

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 祇園NITIのかき氷。